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歯科医も注目?「歯の痛み」に鍼灸が効く科学的理由

  • クゴリハ鍼灸院
  • 2025年12月30日
  • 読了時間: 3分

「歯が痛いけれど、すぐに歯医者に行けない」「治療後も

痛みが引かない」「顎(あご)が重だるい」……。 そんなとき、選択肢の一つとして浮上するのが**「鍼灸(しんきゅう)」**です。


「なぜ歯の痛みなのに、手や顔に針を刺すのか?」 今回は、最新の医学研究(エビデンス)に基づき、鍼灸が痛みを抑えるメカニズムを分かりやすく解説します。


1. 脳内から「天然の痛み止め」が放出される

鍼灸治療を受けると、私たちの脳内では**「内因性オピオイド」**という物質が分泌されます。これは、医療現場で使われる鎮痛剤(モルヒネなど)と似た構造を持つ、体が自ら作り出す「天然の痛み止め」です。

最新の研究では、針の刺激が脳の特定部位(中脳辺縁系など)を活性化し、この物質が放出されることで、神経が感じる痛みのボリュームを直接下げることが証明されています。


2. 「痛みのゲート」を物理的に閉じる

私たちの神経には、痛みの信号を通す「ゲート(門)」のような仕組みがあります(ゲートコントロール説)。

歯の激しい痛みは、細い神経を通ってゆっくり脳へ伝わります。一方で、針による「ツンとした刺激」は太い神経を通り、猛スピードで脳へ伝わります。先に針の刺激が脳に届くと、後から来る「歯の痛み信号」を通さないようにゲートを閉じてしまうのです。 これが、手に位置する「合谷(ごうこく)」などのツボを刺激して、離れた場所にある歯の痛みが和らぐ科学的な理由です。


3. 顎関節症への効果は世界的に認められている

実は、世界各国の医療ガイドラインでも鍼灸の評価は高まっています。 特に、**顎関節症(TMD)**に伴う顔の筋肉の痛みについては、多くの臨床研究で「鍼治療は痛みの緩和と口の開けやすさを改善する」という高いエビデンスが示されています。

歯科先進国の一つであるスウェーデンのガイドライン(2021年)などでも、薬物療法と並んで鍼灸が推奨されるほど、その効果は信頼されています。


4. 歯科治療の「心強いパートナー」として

鍼灸は単に痛みを抑えるだけでなく、以下のようなメリットも報告されています。

  • 術後の回復を早める: 抜歯などの後に鍼灸を行うと、炎症を抑える物質(サイトカイン)のバランスが整い、腫れや痛みの期間を短縮できる可能性があります。

  • 麻酔の効きをサポート: 治療前に鍼灸を行うことで、緊張が緩和され、局所麻酔の効果を補完できるというデータもあります。

まとめ:賢く鍼灸を取り入れるために

鍼灸は、脳や神経に働きかけることで痛みの原因にアプローチする、非常に合理的な治療法です。

ただし、注意が必要なのは**「虫歯や歯周病という物理的な破壊」を、針で元通りにすることはできないという点です。 まずは歯科医院で適切な診断を受け、その上で「痛みをコントロールする強力なサポーター」**として鍼灸を活用するのが、現代における賢い選択と言えるでしょう。



「痛み」は体からのSOSですが、長引く痛みは生活の質を大きく下げてしまいます。 西洋医学の「歯科治療」と、東洋医学の「神経調節」である鍼灸。この両輪を組み合わせることで、より快適な毎日を取り戻すことが出来ると考えます。クゴリハ鍼灸院は訪問専門ですのでお宅に伺って施術できます。痛みがつらく憂うつの時は出かけなくてもOKです!

 
 
 

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