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パーキンソン病

  • クゴリハ鍼灸院
  • 8月17日
  • 読了時間: 3分


人口の高齢化に伴い世界的にパーキンソン病患者さんが増加しています。こうした状況は“PD pandemic”とも呼ばれ世界中で問題となっています。人口の高齢化について世界のトップランナーである我が国でもパーキンソン病患者さんは増加しており、ここ30年で2倍以上に増加、現在国内には20万人以上の患者さんがおられ現在も増加を続けていると推定されます。


パーキンソン病には振戦(ふるえ)、筋強剛(こわばり)、無動(動作緩慢)などの特徴的な運動症状とともに、自律神経症状、感覚症状、抑うつ、睡眠障害、認知機能障害、幻覚・妄想と言った精神症状もしばしば見られ日常生活の支障となっています。こうした多彩な臨床症状を的確に捉え、適切に対応できる医療関係者・スタッフの需要は社会的にも高まっていると考えます。また多職種連携による医療ケア(multidisciplinary care)は、パーキンソン病を含む神経疾患のケアの質を高め、機能予後や生命予後を改善させることが示されて来ています。


現在、パーキンソン病へのアプローチ法としては

1.薬物療法(ドパミン系薬剤、非ドパミン系薬剤、漢方)

2.リハビリテーション(機能訓練含む)

3.デバイス療法(経腸療法、持続皮下注療法、脳深部刺激療法(DBS))

4.MRガイド下集束超音波療法

が知られています。


<最近に巷で話題となっている治療薬開発>

「住友ファーマ」と「京都大学のグループ」は、神経の伝達物質を作る脳の細胞が失われて手足が震えたり体がこわばったりするパーキンソン病の患者の脳にiPS細胞から作った細胞を移植する治療の開発を進めてきました。2025.8.5に治療に使う細胞の製造・販売の承認申請を国に行ったと発表


病院で診断を受けるに至るまで、様々な経過をたどることも特徴的なところです。

なぜかというと、該当診断をもらうには特徴的な症状が出現したことを診断されないといけませんが、初期症状は運動症状だけでなく多彩な症状から始まるからです。医療機関を受診してもなかなかパーキンソン病といわれずに経過して最終的に該当疾患と言われたたんだとお話を伺うことがとても多い印象です。


そこで、私は草の根ふじさわという介護予防ボラ団体の代表をしており、その活動の一環で、パーキンソン病の患者さん向けに体操教室を行っております。藤沢市より地域の縁側事業を受託し気軽に相談が出来る場所として機能しています。

このような活動は足掛け10年となり少しずつですが周知を得ているところであります。

↓↓URL↓↓


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また当院では運動療法および鍼灸での施術を行っています。

YNSAを用いて頭皮針を施術、そのまま置鍼しLSVT BIGを参考にして患者さん毎にカスタマイズした運動を提供しています。

まずはお問合せ下さい。お手伝いできることがあろうかと存じます。


クゴリハ久合田


 
 
 

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