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脳血管障害・脊髄損傷後の「筋緊張異常」に対する鍼灸治療の役割
脳卒中や脊髄損傷の後遺症として多くの方が直面する、手足のこわばりや勝手に力が入ってしまう「痙縮(けいしゅく)」。 リハビリテーションの現場において、この筋緊張のコントロールは極めて重要な課題です。今回は、最新の医学的知見(エビデンス)に基づき、鍼灸治療がどのように中枢神経疾患の回復をサポートするのかを解説いたします。 1. なぜ「勝手に筋肉が固くなる」のか 中枢神経(脳や脊髄)が損傷を受けると、本来脳から発せられる「筋肉を緩めなさい」という抑制信号が途絶えてしまいます。すると、脊髄レベルでの反射が過剰に強まり、自分の意志とは無関係に筋肉が持続的に収縮してしまいます。これが筋緊張亢進、いわゆる痙縮のメカニズムです。 2. 鍼灸介入による神経生理学的メカニズム 鍼刺激がなぜ中枢性の麻痺に寄与するのか。そこには主に3つの生理学的機序が関与しています。 ① 脊髄反射回路の調整(相反抑制とIb抑制) 固くなっている筋肉(主動作筋)の反対側の筋肉(拮抗筋)に鍼刺激、特に低周波の電気鍼(電鍼)を行うことで、脊髄レベルでの「相反抑制」を誘発します。これにより、過
クゴリハ鍼灸院
2025年12月23日読了時間: 3分


非回転性の幻暈に対する鍼灸
非回転性めまい(フワフワする、浮遊感、体が揺れるような感覚)は、東洋医学では主に**「眩暈(げんうん)」**というカテゴリーで扱われます。 西洋医学的には自律神経の乱れ、首肩のこり(頸性めまい)、更年期障害、ストレスなどが原因となることが多いですが、鍼灸治療はこれらの調整を得意としています。 東洋医学的な視点(タイプ別) 鍼灸では、なぜ「フワフワ」しているのか、その原因を体質から見極めます。 タイプ 主な症状 治療方針 肝陽上亢(かんようじょうこう) ストレス、イライラ、のぼせを伴う 高ぶった気を静め、頭の熱を取る 痰湿中阻(たんしつちゅうそ) 体が重い、吐き気、胃腸が弱い 水分代謝を良くし、「湿気」を取り除く 気血両虚(きけつりょうきょ) 疲れやすい、顔色が白い、立ちくらみ エネルギーと血を補い、循環を高める 腎精不足(じんせいふそく) 耳鳴り、腰痛、加齢によるもの 生殖・成長を司る「腎」の力を補う 鍼灸治療の主なアプローチ 1. 自律神経の調整 非回転性めまいの多くは、交感神経が優位になりすぎています。手足のツボ(太衝や内関など)を刺激するこ
クゴリハ鍼灸院
2025年12月17日読了時間: 5分


高校生からインタビューを受けました
高校生にお仕事のことや自分自身のことをお話ししてまいりました。 その後、インタビューを受けました。一生懸命な生徒さん達に刺激をいただきました。 なにか高校生の心に残せたら幸いです。 ↓インタビューを高校生よりいただきました。記事になっています。↓ https://shogai-ana.com/interview087/
クゴリハ鍼灸院
2025年12月17日読了時間: 1分


地域包括ケアと訪問鍼灸院の相性
地域包括ケアシステムと訪問鍼灸院の相性は、非常に高いと考えています。 訪問鍼灸院は、地域包括ケアシステムが目指す「住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる」ための、医療・介護・予防・生活支援の各分野で重要な役割を果たすことが期待されています。 🌟 相性が良い主な理由 訪問鍼灸院が地域包括ケアシステムに貢献できる具体的な要素は以下の通りです。 1. 在宅医療・介護への貢献(訪問ケア) 通院困難者への対応: 寝たきりや外出が難しい高齢者や障害者に対し、自宅で鍼灸治療を提供できるため、医療へのアクセスを確保できます。これは、地域包括ケアシステムにおける在宅ケアの重要な柱です。 QOL(生活の質)の向上: 慢性的な痛み(腰痛、膝痛など)、しびれ、冷えといった症状の緩和に鍼灸は有効とされており、利用者さんの日常生活動作(ADL)やQOLの維持・向上に貢献します。 2. 予防への役割(介護予防) 未病へのアプローチ: 鍼灸の得意とする東洋医学的なアプローチは、病気になる前の**「未病」**の段階での体調管理や、高齢者のフレイル・
クゴリハ鍼灸院
2025年11月16日読了時間: 3分
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