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股関節・お尻の痛みと坐骨神経痛:原因と治療を専門家が解説
股関節周囲の痛み、あるいは「足の付け根から太ももにかけて痺れる」といった症状でお悩みではありませんか。これらは多くの場合、「坐骨神経痛」が関わっています。 今回は、一般の方にも分かりやすく、かつ専門家も納得できる最新の知見に基づき、西洋医学と鍼灸それぞれの視点から解説します。 1. 坐骨神経痛とは何か? 坐骨神経痛は特定の病名ではなく、腰から足先まで伸びる「坐骨神経」が何らかの原因で圧迫・刺激され、その経路に沿って出る「症状」の総称です。 2. 西洋医学的視点:構造的要因の特定 西洋医学では、MRIやレントゲン等の画像診断を用い、神経を圧迫している場所を特定します。代表的な原因は以下の3つです。 ① 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう) 加齢により背骨の中の神経の通り道(脊柱管)が狭くなる状態です。しばらく歩くと足が痛み、前かがみで休むと再び歩ける「間欠跛行(かんけつはこう)」が典型的な症状です。 ② 腰椎椎間板ヘルニア 背骨の間にあるクッション(椎間板)の中身が飛び出し、神経を圧迫する状態です。 特徴: 比較的若い世代にも多
クゴリハ鍼灸院
5月12日読了時間: 3分


変形性股関節症を深く知る:医学的メカニズムと鍼灸・整形の最新アプローチ
歩き始めに股関節が痛む」「靴下を履くのがつらくなった」といった症状、それは変形性股関節症のサインかもしれません。 本記事では、股関節で何が起きているのかという医学的な背景から、整形外科での一般的な治療、そして鍼灸治療がどのように役立つのかを専門的な視点を交えつつ分かりやすく解説します。 1. 変形性股関節症の病態生理:関節で何が起きている? 股関節は、骨盤のくぼみ(寛骨臼)に、太ももの骨の頭(大腿骨頭)がはまり込むような構造をしています。健康な関節では、表面を覆う「関節軟骨」がクッションの役割を果たし、スムーズな動きを支えています。 医学的なメカニズム: 軟骨の摩耗: 加齢や構造的な要因(先天性股関節脱臼の既往など)により、軟骨がすり減り始めます。 炎症の発現: 削れた軟骨の破片が関節包(関節を包む膜)を刺激し、滑膜炎を引き起こします。これにより「痛み」や「水が溜まる」状態になります。 骨の変形(骨棘): ダメージを補おうとして、骨の端に「骨棘(こつきょく)」というトゲのような突起が形成され、関節の動きが制限されます。 2. 整形外科における一般
クゴリハ鍼灸院
5月7日読了時間: 3分


股関節の痛み、あきらめていませんか?鍼灸治療がもたらす新しい選択肢
「歩くたびに足の付け根が痛む」「あぐらをかくと股関節が詰まるような感じがする」——股関節の痛みは、日常生活の質を著しく低下させる深刻な悩みです。 「病院に行っても湿布や痛み止めだけ」「『安静に』と言われたけれど、どうすればいいか分からない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。実は、股関節の痛みには、骨や軟骨の問題だけでなく、周囲の筋肉や神経、血流といった「機能面」の問題が深く関わっています。 今回は、股関節の痛みに対する鍼灸治療の可能性を、代表的な病態と合わせて解説します。 あなたの股関節の痛み、どのタイプ? 股関節の痛みと一言で言っても、その原因は様々です。まずは、どのような病態があるのかを知ることが解決への第一歩です。 1. 骨・軟骨の変形によるもの(構造的な問題) 最も知られているのが「変形性股関節症」です。加齢や過去の疾患により、関節の軟骨がすり減り、骨が変形する病気です。初期は立ち上がり時の痛みですが、進行すると歩行が困難になり、可動域(動かせる範囲)が狭くなります。 2. 筋肉や筋膜の緊張によるもの(機能的な問題)...
クゴリハ鍼灸院
5月7日読了時間: 4分


【膝の痛み】膝の裏側がチクッ、ズキッ?「膝窩(しっか)」痛の原因と、鍼灸によるアプローチ
「膝の前が痛い」というお悩みは多いですが、実は「膝の裏側が痛い」という方も少なくありません。 「正座ができない」「階段の下りでピキッと走る」「裏側がポッコリ腫れている」 膝の裏側(医学用語で「膝窩:しっか」)の痛みは、前面とは異なる、少し複雑な原因が隠れていることが多い部位です。 今回は、膝裏の痛みのメカニズム、注意すべきサイン、そして鍼灸治療がなぜ効果的なのかを、医学的な視点から分かりやすく解説します。 1. 膝の裏で何が起きている?(代表的な原因とメカニズム) 膝の裏側は、多くの筋肉、腱、靭帯、そして重要な神経や血管が行き交う「交通の要所」です。そのため、痛みの原因も多岐にわたります(挿絵参照)。 イメージ図(実際と異なる部分はご容赦ください) A. 筋肉・腱のトラブル(使いすぎや柔軟性不足) 膝窩筋腱炎(しっかきんけんえん): 膝の真裏、深い部分にある小さな筋肉(膝窩筋)の腱が炎症を起こした状態です。膝の回旋運動を制御するため、階段の下りや坂道、不安定な路面での活動で負担がかかります。 腓腹筋(ひふくきん)・ハムストリングスの緊張:...
クゴリハ鍼灸院
4月16日読了時間: 5分


【膝の痛み】膝の内側で「パキッ」と鳴る?「タナ障害」の仕組みと、鍼灸による機能回復
「膝を曲げ伸ばしすると、内側で何かが引っかかる」「長時間座った後、立ち上がる時にパキッと鳴って痛む」 その症状、もしかしたら「タナ障害(滑膜ひだ障害)」かもしれません。 スポーツをする若年層から、日常の動作で違和感を覚える方まで幅広く見られるこの痛み。実は、多くの人が生まれつき持っている「膜」が原因なのです。 今回は、タナ障害のメカニズム、一般的な治療法、そして鍼灸治療がなぜ効果的なのかを、医学的な視点から分かりやすく解説します。 1. 膝の「タナ」ってなに?(病態とメカニズム) 私たちの膝関節の内部は、「滑膜(かつまく)」という柔らかい膜で覆われています。この滑膜が、胎生期(お腹の中にいる時期)に作られた「仕切り」の残りとして、ヒダ状の突起になったものを「タナ(滑膜ひだ)」と呼びます。 タナ自体は日本人の半数以上に存在し、通常は悪さをしません。しかし、特定の条件が重なると、痛みの原因に変わります(イメージ下図参照)。 イメージ図(実際とは異なる部分はご容赦ください) 痛みの原因:線維化とインピンジメント(挟み込み) 繰り返される摩擦:...
クゴリハ鍼灸院
4月16日読了時間: 4分


【膝の痛み】お皿の裏がズキッ?「膝蓋大腿関節症」の仕組みと、鍼灸という選択肢
「階段の昇り降りがつらい」「椅子から立ち上がる時に膝がパキパキ鳴って痛む」 その痛み、もしかしたら「膝蓋大腿関節症(しつがいたいだいかんせつしょう)」かもしれません。 一般的な「膝の軟骨のすり減り(変形性膝関節症)」は膝の内側が痛むことが多いですが、この病気は「膝のお皿(膝蓋骨)」の周辺や裏側に痛みが出るのが特徴です。 今回は、この痛みのメカニズムと、病院での治療、そしてなぜ鍼灸治療が効果的なのかを、医学的な視点から分かりやすく解説します。 1. 膝のお皿の裏で何が起きている?(病態とメカニズム) 膝の関節は、太ももの骨(大腿骨)、すねの骨(脛骨)、そしてお皿(膝蓋骨)の3つの骨で構成されています。このうち、お皿と太ももの骨の間の関節を「膝蓋大腿関節(しつがいたいだいかんせつ)」と呼びます。 お皿は、太ももの筋肉(大腿四頭筋)の力をすねに伝える「滑車」の役割をしており、膝を曲げ伸ばしするたびに、大腿骨の溝の中を上下にスライドします。 痛みの原因:軟骨の「偏摩耗」と「炎症」 正常な関節では、骨の表面はスムーズな軟骨で覆われ、クッションのように衝撃を
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4月16日読了時間: 4分
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